面接時には、求人票だけではわからない実際の医院の様子を確認する、入社前唯一のチャンスです。面接時には自分の確認しておきたいこと、知りたいことをきちんとまとめ、必ず確認をしておくようにしましょう。
入社してから「思っていた仕事と違った…」と言うことがないように、面接時に確認しておきたい項目をいくつかご紹介します。
求人の内容と一緒?業務内容・役割の確認
業務内容の割合
「歯科衛生士業務」と一口にいっても、クリーニングから診療補助、受付業務まで内容は様々です。衛生士は自分の予約を取って診療を行うことがメインなのか、歯科医師の診療補助がメインなのか、洗い物や受付などの業務も行うのかなどを確認しましょう。
- 自分の予約を取って診療を行うことがメイン?
- 診療補助がメイン?
- 洗い物や受付などの業務も行うの?
衛生士と助手の業務範囲
衛生士と助手の業務範囲は医院によって異なります。衛生士と助手の業務範囲はきちんと分けられているのか、またその区分はどのようになっているのか確認しましょう。この区分をどう設定しているかによって、医院(院長)の診療方針や、衛生士に対する考え方も見えてきます。
- 衛生士と助手の業務範囲の確認
- 業務範囲の区分の確認
条件面の確認
求人票通りの条件での採用になるのかを確認しましょう。給与は確認しづらいですが、働きだしてからではさらに聞きづらくなります。また、保険や年金関係の内容、有給取得について(長期休暇で消化、買い取りなど)なども、入社後のトラブルの多い項目ですので、確認しておきましょう。
- 求人票通りの条件での採用かを確認
- 保険や年金関係の内容の確認
- 有給取得について(長期休暇で消化、買い取りなど)
医院の内部事情
患者の年齢層
患者の年齢層によって、衛生士業務の内容も異なります。例えば、子供やファミリー層の多い医院ではTBIや予防処置、クリーニングなどが多くなるでしょう。一方、年齢層が高い医院では、歯周病治療や、義歯ケアの割合が増えてくるでしょう。
- 子供やファミリー層の多い医院 → TBIや予防処置、クリーニング業務が多い
- 年齢層が高い医院 → 歯周病治療や、義歯ケアの割合が増えてくる
スタッフと勤続年数
どんなスタッフが働いているのか、勤続年数はどのくらいなのか訪ねてみましょう。全体的に勤続年数の長い人が多い医院は、それだけ働きやすいと考えて良いでしょう。ですが、全体的に勤務年数が短い場合にも、まだ人間関係ができていないため、輪に入っていきやすいというメリットがあります。
- 勤続年数はどのくらい?
- 全体的に勤続年数が長い医院 → 働きやすい
- 全体的に勤務年数が短い医院 → 関係が浅いので輪に入りやすい
その他、自分の気になっていること
面接時には緊張してしまって、自分が気になっていることを聞けずに終わってしまうということもあります。ですが、気になっていることは必ずこの場で確認しましょう。メモなどにまとめていっても構いません。
実際には面接時には聞きにくいこともあるでしょう。ですが、入社してしまってから「思っていた医院と違った」と言うことになると、そこから退職するのはさらに大変です。
- 気になっていることは必ず面接で確認
- メモにまとめておくのもOK
面接時に確認しておきたいことはお分かりいただけましたか?
特に、「条件面の確認」「自分の気になっていること」を確認することは重要です。面接時に聞きづらいことは、働きだしてからではさらに聞きづらくなりますし、もし自分の希望していたものと違った場合にも、辞退することが難しくなります。
面接時にきちんとした確認を行うことで、お互いに気持ち良く、長く働ける医院を見極めましょう。