臨床実習でマスターしたい!ライティングテクニック

ライティングテクニック講座
ライティングテクニックは意外と奥が深く、上顎なら下からあおる、下顎は真上からという基本だけではなかなか上手くいかないものです。臨床実習では歯科医師のアシスタントにつくことも多くなるので、ここでしっかりとライティングテクニックをマスターしましょう。

意外とできていない?ライティング

相互実習ではライティングの練習ももちろん行います。しかし、基本的に相互実習で行うライティングは、スケーリングやPMTCに対してのライティングです。実際に臨床で求められるのは、ほとんど歯科医師が治療を行う際のライティングです。治療の際には、スケーリング等とは見たい部分が異なるため、同じようにライティングをしていても先生にライトの向きを変えられてしまうこともあるでしょう。

ライティングテクニックを簡単にするポイント

ライティングテクニックを簡単にするポイントを教科書には載っていない内容も含めて、2つご紹介しますので、なかなか上手くできない!と言う人はご参考にしてください。

ライティングのポイント①ライトは頻繁に動かさない

ライトの位置が決まらず、あまり頻繁にライトを動かしていると、術者は視野が明るくなったり暗くなったり、非常に作業がしにくくなります。多少ずれていても、ある程度光が入っていれば、作業の区切りがつくまではライトの位置は動かさない方がよいでしょう。

ライティングのポイント②わからないときは、術者の頭の後ろから

基本のライトの当て方(上顎は下方から煽る、下顎は真上から)でも上手くライトが入ららず、どうしたらいいのかわからないというときには、術者の頭の後ろあたりからライトを入れるようにしてみましょう。そうすることで、術者の目線と同じ方向からライトが当たるため、大抵の場合は上手くいきます。ただし、術者の頭に当たらないように気をつけましょう。

ライティングテクニックについて簡単にご説明しましたがお分かりいただけましたか?歯科衛生士学校を卒業した歯科衛生士はライティングテクニックを当たり前に習得しているものとして、就職先では扱われます。
臨床実習では、ライティングテクニックの基本はもちろん、術者の目線を考えた、ワンランク上のライティングテクニックを身につけられると就職後にも役立てることができるでしょう。