新卒の平均月収
歯科衛生士は新卒でも月収21万円以上の求人が多く、若い女性の仕事にしては比較的お給料には恵まれているといわれています。しかし、歯科衛生士の求人を見ていると、新卒でも中途でも、お給料にあまり差がないということに気がつきませんか?
歯科衛生士の勤続年数
歯科衛生士の常勤スタッフは、平均勤続年数が6年程度と言う調査結果があります。6年と言うのは新卒から努めて20代後半ごろまでと言うこと。ここで、結婚、出産などのライフイベントにより退職してしまう人が多いというのも影響していると考えられます。しかし、平均勤続年数6年といっても、実際には、スタッフ全員が勤続年数10年以上と言うところもあれば、スタッフの平均勤続年数が1年程度と言う医院も多いのではないでしょうか。
実は、この勤続年数がお給料UPの最も重要なポイントになるのです。
給料UPのポイントはここにあり!
ポイント①勤続年数
お給料のUPに最も影響を与えると考えられるのが、医院での勤続年数です。これは「歯科衛生士としての経験年数」とは関係ありません。同じ医院にどれだけ長く勤務しているかと言う部分がポイントになってきます。
例えば、新卒からずっとその医院で働いている歯科衛生士歴5年目の人と、他院で5年働いてきた中途採用の歯科衛生士では、一般的には、新卒からその医院で働き続けている歯科衛生士の方がお給料は良くなります。
ポイント②専門性
その他にお給料UPに影響を与えると考えられるものは、歯科衛生士としての専門性です。
例えば、矯正歯科に努めているならMFTをマスターしている、歯周病専門歯科であれば、歯周病学会認定衛生士の資格を取得しているなど、歯科衛生士として、医院の求める専門性を高めている方が、お給料を下げずに転職がかなう可能性が高いでしょう。
ポイント③労働時間
単純ですが、労働時間を延ばすこと、夜間や休日に働くことは直接的にお給料のUPに繋がります。一般的には、18時終業の医院よりも21時終業の医院の方がお給料は高くなります。また、土日祝日が出勤の医院でも、土日休みの医院より、お給料が高くなります。単純に収入を増やしたい!という場合には、労働時間を増やすという方法も検討する価値はありそうです。